ザもしくはジ

沖縄の話とかメンヘラの話とか全然関係ない話とか

村上春樹がパスタを茹でながらしそうな会話

「どこか遠いところへ行きたいわ」

彼女が言う。

「遠いってどれくらい?」

僕が聞く。

「そうね嫌な事を全部忘れられるくらい」

彼女が答える。

「じゃあとても遠い場所だね」

僕が答える。

「もう、うんざりだわ。何もかも」

僕達はいささか疲れていて、最近起きた幾つかの出来事を思い出していた。

「君は疲れているんだよ、そう夏の動物園のペンギンみたいにね」

「そうかもしれないわね。そういえばペンギンって飛べないのよね、私みたいだわ」

「でも僕達には飛行機がある」

「ふふっあなたって何もわかってないのね」

確かに僕は彼女の事をわかっていないのかもしれない、

あるいはわかろうとしたくないのかもしれない。

それはとても怖く深い井戸に降りていくような感覚だからだ。

「じゃあペンギンを見に行こうか」

「そうね。いささか気に入らないけど」

丁度ヤナーチェクが演奏を終わった頃に僕達はペンギンを見に動物園に行くことになった。

やれやれ。なんでこんな暑い日にペンギンなんだと思いながら。

 

どう?大体だけどこんな感じだよね。

全然違う?それは僕が眠たいせいだよね。